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行き詰まった時こそ基礎を教えてもらう(前編)

更新日:

はじめまして。CP64Racingの清野と申します。ゴーカートを始めて1年ちょっとの経験値です。CityKartでほぼ毎週走っているものの、他のサーキット含め思うように速くならず、行き詰っている感が拭えませんでした。そんな私が今回の講習企画を知り、駆け込み寺として積極参加させていただきましたので、レポートをしていきたいと思います。
 

やる気MAX  

課題はブレーキと仮定

ゴーカートでは、ブレーキとアクセルとハンドルしか操作作業がございません。細かく言えば荷重移動等もありますが、目に見えて行う操作はその3つです。私はその中でもブレーキ、それもいわゆる減速としてのブレーキではなく、“曲がるためのきっかけとしてのブレーキ”という技術を身につけたいと思っていました。
 
 
もともと理屈では「ブレーキをした時、充分な前荷重になってからハンドルや荷重移動で曲がるきっかけを作ること」というのは理解していましたが、それがまるで実践できておらず...。とにかく、そこを意識しようと思いながら走行することにしました。

 

 

本日の講習は全3回の走行。1回ずつ課題と解決策を教えていただくとはいえ、1回も無駄にはできません。ですので、最初の1回はブレーキ時の前荷重を意識して走行しました。
 

1回目

 

ブレーキングからハンドルを切り込むのが早すぎる

場所はCityKart。マシンは4号車です。1回目のタイムは34.578〜35.178秒。結論を申し上げますと、はっきり言ってこのタイムは遅いです。ブレーキによってタイヤがロックして滑ってしまえば意味がないので、今回はロックぎりぎりの制動でどこまで立ち上がりを速くできるかということを念頭に走りました。
しかし、結果はムラだらけ。各コーナーでの立ち上がりの体感速度も異なれば、ブレーキのしかたによって走行ラインも異なったり...自分でもドライビング全体がバラバラな印象を持ちました。
 
 
私のそんな走りをご覧になったコーチからアドバイスされたことは以下のことです。
 

ブレーキを踏むのが弱く、しかもブレーキからハンドルを切るのが早い。結果、(ブレーキが弱いことで)前にしっかり荷重がかかっていないにも関わらず曲り始めるから、進入速度(コーナーインのスピード)が速く、それによってリアタイヤが滑り、最終的にコーナーアウトの時の加速がズルズルになっている。
 
まずは、とにかく強くブレーキを踏むこと。ブレーキの制動距離とか制動時間を考えるのではなく、とにかくブレーキを強く踏む。1つのコーナー(CityKartの場合、第1コーナー)だけに絞って、そのコーナーだけひたすらそこを意識して走行してみてください。

 
なるほど。いくつもコーナーがある中で、1つのコーナーだけブレーキを強く踏むように心がけるだけなら自分でもできる...というわけで2回目の走行スタートです。
 

ふむふむ

 

2回目

 

直線時に強いブレーキング!そこからハンドル!

マシンは同じ4号車。早速ブレーキを強く踏むことだけを意識して走行してみました。しかし何度やっても、ブレーキを強く踏むとマシンが横滑りしちゃいます。スピン気味になってしまうのです。
 
 
「なんで!?」
 
 
そんなことばかり思いながらも焦ること5周。しかし一向に良くなる兆しもなく...。こんな簡単なことも出来ないのか、私は...。
 

MM5

 

しかし、6周目から私は気付きました!
ブレーキを踏んでしっかり減速するより先にハンドルを曲げていたのです。当たり前の話ですが、マシンが曲がって斜めに向かっている時にブレーキしてはリアタイヤが横滑りするに決まっています。
 
 
そこで、ちゃんとストレート(直線に進んでいる)の段階でブレーキを強く踏んでからハンドルを切るように心がけました。もちろんストレートではブレーキを踏む時間を短くしたいわけですので、短時間と短距離でブレーキングできるよう、自ずと強く踏まなければなりません。つまり、コーチから言われた「とにかく強くブレーキを踏むこと」が必要になるわけです。
 
 
結果、タイムは34.114〜34.458秒。タイムも1回目の走行時より速くなりました。1年ちょっとゴーカートを続けてきて、そもそもの基本となる「ブレーキを踏んでからハンドルを切ること」を失念してしまっていたのです。
 
 
走行後、コーチにこの時の私の心理傾向を伝達し、その後アドバイスされたことは以下のことです。
 

その通り。たとえ一瞬でも直進の状態でブレーキを踏むこと。もちろんコーナーによってはその限りではないが、(リアタイヤにのみブレーキが生じる)ゴーカートでは、原則しっかりと前方に向けてブレーキをして、荷重を前方に伝えてからでないとフロントタイヤのコーナーグリップは得られない。
 
では、次にブレーキによるタイヤのロックぎりぎりで制動できるよう、ブレーキを練習しましょう。ロックしそうになったらブレーキを緩めてグリップできる限界のところまで調整すること。まるでABS機能のようなブレーキングになると思うけど、しっかりとブレーキの精度を高める練習をしましょう。

 
次のステップの話になりました。なるほど。まずは強くブレーキを踏むことを覚え、次にその“強いブレーキ”というものを知りましょうということですね。というわけで3回目の走行スタートです。
 

3回目

 

ブレーキの精度を高めることに集中!

マシンは4号車。本日最後となる3回目の走行は、前半にひたすらブレーキングの練習を行うことにしました。コーチからGoサインが出るまでは、ひたすら直線の箇所でブレーキング。ロックギリギリでグリップしながらのブレーキなので、強く踏んだり緩めたり...何度も感覚を足先に集中させながらブレーキング精度を高める練習をしました。
 
 
コーチからGoサインが出た後はひたすら本日ご教示いただいた内容を全て踏まえて走行してみました。基本的に1つのコーナーでのブレーキングしか集中していませんでしたが、この基本的なブレーキのしかたによって他のコーナーでも好影響を及ぼし、結果的に33.697秒。1回目と比較すると1秒近くタイムを縮ませることに成功しました。
 
 
ただ、コーチからGoサインが出てから走行したのは4周。そのうち特に速かったのは1周のみで、他の3周は普通だったり遅かったり...ブレーキの精度にムラが大きく出てしまいました。しかし逆に言えば、ブレーキ精度がしっかり調整できれば速くなれるということです。今回は4周中1周のみでしたので25%の確率でしたが、これが極力100%になるように練習し続ければ良いわけです。
 

なるほど

 

さて、そんな感じで今回の全3回の走行が終了しました。非常に勉強になりました。今回の講習の感想と課題、次回の自分への宿題等に関しましては次のレポートでご紹介させていただきます。

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清野 剛

CP64Racingというスポーツカートチームに所属しており、基本的に毎週どこかで走っています。主な活動サーキットはCityKart。ちょいちょいレースにも参加していますが、なかなか速くなりません(笑)

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